私の友人が2代に渡り、とある静岡県の清水の方で、長年車の板金塗装業を行っており、その友人と小さい頃から遊び仲間だった私は、よくその会社に遊びついでにお邪魔させていただいていたのですが、2度目の転職の後、偶然にも車の部品を卸す会社に就職した私は、狙わずしも友人と関連する業界に籍を置くことになりました。再就職して数年間はそんなに友人とも会わなかったのですが、関連する業種に勤めていることもあり、最近は友人の会社をまた頻繁に訪れるようになりました。そのうちに友人とこの業界のことについて深く話し合うようになり、業界が持つ様々な問題があることが分かってきました。それを多くの方と共有することで、この業界が良くなればと思っています。

ちなみに友人の会社はこちらです。清水区の板金屋遠藤自動車鈑金工業

業界に勤めてわかったことは、そもそもこの業界の人々は全ての人々がプロフェッショナルではありません。車を直せると言いながらも、実は修理に関する知識はそんなに無かったり、また直す際には様々な設備が無いと直らないにもかかわらず、その設備がそもそも無かったり、最近はコンピューター制御の車も多いのでコンピューター診断機というのを使って車の不調な部分を探したりするんですが、そんな機械も無かったりと、まぁお粗末な会社が多々あります。

そして驚くべきは資格です。

そもそも車の整備には車体整備士という国家資格が必要なのですが、それが無かったり、また車を解体・分解する際にはそれなりの資格が会社に必要となります。

私が思うに、設備、知識、資格の全ての面において基準を満たしている企業は、静岡だけで考えてみますが、全体の10~20%しか無いように思えます。

企業がその基準に満たしていないと、それを知らずそこで車を直そうと依頼したお客様はもっと悲惨なことになります。

プロだと思って依頼した会社がアマチュアに毛が生えたレベルであったなら、板金しても、塗装しても、修理しても、整備しても、そのうち時間の経過と共に化けの皮が剥がれてきます。

板金塗装した部分の色がはっきりと変色してきたり、へこみの部分に思いっきりパテを入れられて、見た目のみごまかされているとか、話し出したらきりがありません。

業界をサクッと変えることは不可能に近い感じがするので、ここは見方を180度変えて、お客様の視点を変えてもらう、お客様ご自身に正しい見方を持ってもらえるようにすることがいいことなんじゃないかと考えるようになったので、考えをまとめてみようと思い、このウェブサイトを作ることになりました。

車をぶつけたんだけど、どこの板金屋に出せばいいの?とお困りの方、ぜひ一つの参考にご覧ください。